会報 第130号
会長ご挨拶
全国肢体不自由特別支援学校PTA連合会
会 長 澤 村 愛
(東京都立光明学園PTA会長)
令和2年度第2回理事会が開催されました。全ての議事が承認されました。全国の理事の皆さまのご理解とご協力に感謝いたします。
今回の理事会は、「コロナ禍においてこどもの命と学びを守る為に」と、会長の私は自宅から、相談役の諏訪校長先生はお勤めの東京都立志村学園から参加しました。事務局員は感染予防に務めながら必要最低限の人数に絞って本部会場に集まり、全国の理事の皆さんと遠隔会議システムを用いて繋がり開催されました。このような対応が出来ましたのは、大切な会費を費やして事務局の通信環境を整えるなどの準備ができたからです。全国の会員の皆さまのご理解に感謝いたします。
理事会においては、今度の総会に向けた規約改正案が承認されました。ここに至る背景やその内容は会報誌129号の会長挨拶をお読みください。(https://zspi.jp/archives/3185)
私たちの会が新年度の早い時期に、新体制で活動スタートをきるためには、全国の会長様に、この会の「最高議決機関である総会」においてご賛同いただくことが必要です。是非ともご協力ください。どうぞよろしくお願いいたします。
島根大会記念誌を発行いたしました。離れていても1つのものを協力して作り上げることを通して、真の心の繋がりとなりました。島根県立松江清心養護学校の皆さん、沢山の心こまやかな準備をありがとうございました。そして神奈川県立茅ケ崎養護学校・愛知県立豊橋特別支援学校・大阪府立箕面支援学校・山口県立防府総合支援学校・福岡県立太宰府特別支援学校・宮城県立船岡支援学校の皆さま、学びの報告をありがとうございました。とてもあたたかい良い記念誌ができました。尚、大会自体は中止にいたしましたが、そこへ向けて行った準備の中止に伴う処理や次年度の大会に繋げていく支出は存在しております。大切な会費を使わせていただきました。全国の会員の皆さまのご理解に感謝いたします。
大分大会ですが、私たちの連合会は一番弱い子ども達とその家族に寄り添う繋がりでありたいと願います。オリンピック・パラリンピックも開催されるシーズンだからこそ、皆で一堂に集う形の開催ができないものか、とギリギリまで迷いましたが、日々の子供の命と学びを守ることこそが大切との思いに立ち戻り、9月にオンデマンドによるウエブ大会として開催することを決断いたしました。大分へは集まりません。しかし新しい風が大分からふきます。新しい道が大分から始まります。大分から全国へ夢の種がひろがることでしょう。大分県立別府支援学校の皆さん、どうぞご準備をよろしくお願いいたします。
PTA活動は学内の共生社会を実現させるための手段だと思います。目的ではありません。全国の肢体不自由校が、医ケアのある無しに関わらず、呼吸器を装着するしないに関わらず、全ての子ども達が「ここでは自分の存在を認められている」と感じられる、温かく、優しく、そして誇らしい場所となる事を願います。
私たちの連合会は昭和33年7月4日に東京都立光明養護学校の校長室で発足しました。以後私たち連合会は校長会と両輪の如く、ともに歩んできました。特別支援教育においては「保護者も教職員も支援者の一人」がキーセンテンスです。肢体不自由学校PTAの会員の半分は教職員会員です。歴代の全国特別支援学校肢体不自由教育校長会会長の先生方には、私たちの会の相談役として親身のサポートをしていただいております。
今様々な国の動きが、世の中の動きがあります。国の会議に委員として出席し、「保護者の願い」を「委員の意見」として国に直接届けてくださっている校長先生もいらっしゃいます。本会の竹内前会長は文科省の、私は総務省の会議に委員として出席いたしました。風が吹いていると感じる時もあります。しかしこれは今の誰かの手柄では無く、歴代の保護者会員や教職員会員が根気強く訴え続けてきた成果です。私たちはきちんとした背景をもとに、学校というPTAという枠組みの中で、小さい大きいではない「保護者の願い」を「会員の意見」として、正しい言葉と方法で届け続けることが大切です。
私たちの連合会は、例年会員の負担軽減のために、8月の大会時に第1回理事会と総会を同日開催しておりますが、来年度は「5月にオンラインによる第1回理事会」、「6月に書面による総会(会長交替)」、「9月にオンデマンドによるウエブ大会」と、違った形での開催を決断いたしました。
大切な全国組織のこの会を次の世代へと確実に繋げていくためには、全ての会員の皆さまのご理解とご協力が不可欠です。ご協力ください。どうぞよろしくお願いいたします。
相談役ご挨拶
全国肢体不自由特別支援学校PTA連合会
相 談 役 諏 訪 肇
(全国特別支援学校肢体不自由教育校長会会長・東京都立志村学園統括校長)
皆さま、こんにちは。全国肢体不自由特別支援学校PTA連合会の相談役をしております、全国特別支援学校肢体不自由教育校長会会長で都立志村学園校長の諏訪肇と申します。よろしくお願いいたします。
全肢P連と全肢長は、長年にわたり協力しあい、肢体不自由教育を推進してきました。かつての肢体不自由校の映像や、30数年前に自分が肢体不自由教育に携わった頃と比較しますと、肢体不自由教育と肢体不自由児を取りまく環境は、大きく変化しました。医療的ケア児への対応、高等部訪問の開始、ICT教育の推進など、この30年でもその変化は目まぐるしいものでした。また社会に目を向けても、車いすなど補装具や在宅生活用の医療機器の進化、身障トイレやスロープなど公共施設の整備、それに合理的配慮の法制化など、とりまく環境も整いつつあります。これは、肢体不自由教育に携わってきた多くの先人たちの残してくれた宝物だと私は思っています。私たちも先人たちに習い、未来の肢体不自由教育関係者に宝物を残していかなくてはなりません。
今、世界はサスティナブルな社会づくりに向け、SDGs(世界を変えるための17の目標)を掲げ変化していっています。このSDGsには“「誰ひとり取り残さない(No one will be left behind)」”という理念があり、また多様性を認め大切にしていくという考えも貫かれています。ということは、どんな障害があっても取り残されることなく、社会の一員として大切にされるということです。一方で全肢P連も全肢長も、多様性を大切にしなければなりません。一言で「肢体不自由児」といっても、障害は人それぞれであり多様です。また、医療的ケアの有無、都道府県、在宅なのか施設入所なのかといったことでも状況は違ってきます。全肢P連は、それぞれがおかれている状況の多様性を踏まえなくてはなりません。白か黒かではなく、みんなが協力しあえる着地点を見つけて多様性を包括する提案をしていくことが大切であると私は考えます。
今年は、コロナ禍の真っ只中であり、未だ収束が見えません。重症化リスクの高い基礎疾患のある子どもたちが多く通う肢体不自由校において、なんとしても全員でこの災難を切り抜けていかなくてはなりません。そしてコロナが収束した以降に訪れる新しい時代に向けた礎を今、築く時です。コロナ禍の今を切り抜けるという“withコロナ”の対応と、コロナ禍後の未来を切り開くという“afterコロナ”の対応を、全肢P連と全肢長が力を合わせて築いていき、未来の宝としていければと思います。
令和2年度ブロック活動報告
■北海道・東北ブロック
◆北海道・東北ブロック長 齋藤 千佳
(青森県立青森第一養護学校PTA会長)
令和2年6月4日~5日に秋田大会が開催される予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大のため中止となりました。北海道・東北地区の会員の皆様と実際にお会いし、活動の意見交換や、講演への参加を楽しみにしていただけに残念でなりません。
今年度はブロックとしての活動ができず、大変申し訳ありませんでした。来年度はどういった形であれば開催できるか、前向きに検討していきたいと思います。
ブロック長として第1回役員会に書面参加させて頂きました。活動報告等を読ませて頂き、関わることで興味や関心が広がることを改めて実感しました。PTA活動は、まず参加してみることがすべてのスタートだと思います。参加することで得られる輪が広がり、大きな力となるようこれからも活動していきたいと思います。
■関東・甲越ブロック
◆関東・甲越ブロック長 小池 宏美
(茨城県立水戸特別支援学校PTA会長)
令和2年7月26日(日)・27日(月)に開催を予定していた関東甲越地区肢体不自由特別支援学校PTA連合会「茨城大会」に向けて準備を進めておりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、中止とさせていただきました。
主管校として、加盟校との連絡調整をはじめ、副主管校であるつくば特別支援学校・下妻特別支援学校との実行委員会をオンラインで実施いたしました。また、開催に向けて協賛していただいた方々や会場予定であった施設等には中止に伴う事務手続きを行いました。数年前から準備を進めてきましたので、開催できないことはとても残念な思いでした。さらに、一月の理事会も集合はせずに書面で行うことにいたしました。
感染防止のため、窮屈な日常生活となっておりますが、早く収束して大会が開催され、皆様とお会いしながら協議及び情報交換ができますことを心より願っております。
■中部ブロック
◆中部ブロック長 宮木 徹
(長野県花田養護学校PTA顧問)
本年度は、コロナの影響により、活動が制限、停止となった一年でした。中部ブロックは、各県のコロナ対策が異なり保護者間での活動がなく、連絡だけとなってしまいました。
その中で、諸先輩方々が以前から続けていただいたLINEグループを活用し、日々の活動を共有することができました。お話の中で感じたことは、今年は家庭内の絆がより一層強くなった1年ではなかったかと感じることができました。私の子供が通っている花田養護学校は、信濃医療福祉センターと同じ建物内にあり、入所生が多いのが特徴でありますが、コロナによって、医ケアの子供達と自分で行動できる子供達と別れて授業を受けなければならず、いまだに全員が揃って授業を受けることができません。また、重度化している子供達は、コロナの感染状況の段階によって15分しか会えない場合もあります。それでも子供達にとって家族に会うことが楽しみであることは言うまでもありません。特に、母の太陽のような笑顔を見れば子供の表情が明るくなることを実感しました。昔から「子供は親の背中をみて育つ」と言われていますが、このような状況だからこそ、父親として、母親として、前に進んでいく姿を見せていかなければならないと思っています。昨日より今日、今日より明日へ、絶えず親として自身が成長する姿を見せながら親子共々心から成長できたらと思います。
まだまだ出口が見えないコロナ問題ですが、こんな時だからこそ家族の絆を強め、コロナが終息した時には、子供達のためにできることをみなさんと協力しながら行なっていきたいです。最後に、子供達のために自分、家族の時間を割きながら対応していただいている学校の先生、ご家族、医療関係の方々に深く感謝申し上げます。
■近畿ブロック
◆近畿ブロック長 末吉 いづみ
(尼崎市立あまよう特別支援学校PTA会長)
近畿における例年の主な活動は5月の交流会、夏季・冬季に研修会を実施し、ブロック内での情報交換や各地区の会員の皆様との交流の場としての役割を担っていました。しかし、今年度は新型コロナウイルスが世界中に猛威を奮い、今まで当たり前に思っていたこと、行動していたことが制限され、新しい生活様式というものを考えなければならなくなりました。疾患がある子供たちを持つ保護者の相当の苦労や不安を考えると心が痛みます。ブロックとしてこの時に何ができるかを考えると、早期のウイルス感染の終息を願い、「感染しない、させない」ことを一人一人が徹底することだと考えました。以上のことを鑑み、すべての活動の中止という苦渋の決断をいたしました。事務局としては、活動の趣旨を絶やすことの無いよう、令和3年度の開催予定を決めたり、会場の予約を行ったりしました。
今年度は、大役をいただいたにもかかわらず、このような形で一年の活動を終えることとなり残念ですが、これからも子どもたちのよりよい学校生活のために変化も受け入れて頑張っていきたいと思います。そして、新型コロナウイルス感染が終息し、再び会員の皆様と1日でも早く再会できますことを祈念し、報告といたします。一年間ありがとうございました。
■中国・四国ブロック
◆中国・四国ブロック長 安田 洋治
(広島県立福山特別支援学校PTA会長)
6月開催予定であった、令和2年度 第53回中国・四国地区肢体不自由特別支援学校PTA連合会総会「広島大会」中止。進路に係るアンケートを集約共有化し、大会は書面による表決とする。
11月開催予定であった、令和2年度 第36回中国・四国地区肢体不自由特別支援学校PTA連合会研修会「徳島大会」中止。事前アンケート配布。
中国・四国地区のブロック長としての1年を振り返ると、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、予定されていた総会、研修会が中止となりました。ブロック長として無力さを感じる1年となりました。
残された任期も少なくなりました。連合会の発展のため、また、今後の開催の在り方等を考え、次年度につなげていきたいと考えます。1年間ありがとうございました。
■九州ブロック
◆九州ブロック長 上江洲 優貴
(沖縄県立鏡が丘特別支援学校PTA会長)
全肢P連会員の皆様におかれましては、ますますのご健勝のこととお慶び申し上げます。
今年度は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、九州ブロックの活動はほぼ開催できないという状況で1年が終わりを迎えようとしています。当初予定されていた九肢研でのPTA座談会も、九肢研のWEB開催への変更に伴い、座談会は中止となりました。
しかし、沖縄県内では、座談会中止を受けて、沖縄県肢体不自由特別支援学校PTA連合会の呼びかけにより情報交換会を開催しました。情報交換会では、各校PTAの活動状況について情報交換が行われました。各校PTAともコロナ禍における行事開催に向けて試行錯誤しており、行事の屋外開催や縮小開催など、工夫しながら行事を計画していました。この情報交換会は、とても参考になる有意義なものとなりました。
今年度は、新型コロナウイルス感染拡大の中で、できることを模索しながらのPTA活動でしたが、次年度は今年度の取り組みを活かして、コロナ対策をしっかりと行いながら、安全でより充実したPTA活動につながればと思います。
令和2年度表彰(感謝状)
全国大会の開会式にて感謝状を贈らせていただいておりますが、令和2年度につきましては新型コロナウイルスの感染拡大防止のために大会が中止となり、該当される方に感謝状お渡しをお贈りすることが出来なくなっておりました。
12月に感謝状をお贈りすることが出来ましたのでご報告させていただきます。
第62回全国肢体不自由特別支援学校PTA連合会「奈良大会」実行委員長
主管校 奈良県立奈良養護学校
前PTA会長 植月 智子 氏
全国肢体不自由特別支援学校PTA連合会 相談役
東京都立光明学園 統括校長 田村 康二朗 氏
令和2年度新規加入校紹介
愛媛県立新居浜特別支援学校川西分校
「子どもたちの笑顔が輝く、地域に根ざした学校を目指して」
本校は、愛媛東予地域、別子銅山で栄えた新居浜市にあります。肢体不自由教育を担う愛媛県立新居浜特別支援学校(知的障がい)の分校として、平成27年度に開校しました。開校6年目の今年度は、49名の児童生徒が在籍しています。本校は今年度「地域に生き、地域に貢献する児童生徒の育成―人をつなぐ、授業をつなぐ、思考をつなぐ―」を重点目標として掲げ、子どもたち一人一人の教育的ニーズに応じた指導や医療的ケアを含めた支援の更なる充実を図るために、教職員と保護者が連携協力し、日々取り組んでいます。また、近隣の小学校、中学校、高等学校や地域の方との教育活動を通しての交流も年々深まり、地域に根ざした学校になってきています。
これからも児童生徒の笑顔が輝くように学校生活の充実を図るとともに、愛媛県東予地域の肢体不自由教育の充実と発展に努め、地域と共に成長していく学校づくり等を目指して、子どもたちを中心に、教職員と保護者が連携協力し取り組んでいきたいと考えています。
このたび、全肢P連の皆様と共に学び、切磋琢磨できる機会を得ましたことに対し、心より感謝いたします。今後ともよろしくお願いいたします。
東京都立志村学園
本校は、平成25年4月1日に開校しました。
東京都板橋区にある肢体不自由教育部門と高等部就業技術科を併置した開校8年目を迎える学校です。
現在、肢体不自由教育部門98名、就業技術科237名、合計335名の児童・生徒が在籍しています。
本校の校訓は、「継続は力なり」です。
児童・生徒一人一人の個性を伸長し、豊かな人間性や社会性を育み、自立し社会参加できるよう育成するためには、忍耐強い継続的な営みが欠かせません。教職員、児童・生徒や保護者、それぞれが目標や希望に向かって“今、自分にできること”“今、自分がするべきこと”を誠実に積み重ねることを大切にしてほしいという願いが込められています。
この校訓をもとに、今年度はコロナ禍にあり大変な状況ではありますが、保護者や児童・生徒、教職員が一丸となり頑張っていきたいと思います。
全肢P連事務局長退任・就任のご挨拶
退任のご報告
前事務局長 若 杉 哲 文
この度、令和2年12月末日をもちまして、全肢P連事務局長3年の任期を終え、退任いたしましたことを報告いたします。
在任中3年の間には、福井大会、奈良大会、そして島根大会と続く予定でしたが、コロナ感染症拡大の状況下、やむを得ず中止となりました。
しかし、島根大会の実行委員会の皆様には心に残る記念誌を発刊いただき、絆を絶やすことなく、さらに強い絆として大分大会に繋げていただけたことを大変うれしく思います。
また振り返れば、平成30年の大阪地震、7月の豪雨災害では中国・四国地方の甚大な被害があり、福井大会では被害の状況を田村康二朗 前相談役からご報告をいただき、全国から義援金のご協力をいただき、全肢P連会員の皆様の強い絆とつながりを実感させていただいたこと強く記憶に残っております。その後も続く自然災害でも全国の会員の皆様のあたたかいお気遣いと絆を強く感じてきました。
会員の皆様や関係する機関の多くの皆様方に本会の運営にご理解とご協力を賜りましたこと心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
後任の國保事務局長も全肢P連については会員の皆様と同じく子供たちに対する深い思いと理解があり、会員の皆様への強い支えになることと確信しております。本会のますますの発展とコロナ感染症の速い収束を願い、退任のご報告とさせていただきます。
新任のご挨拶
全国肢体不自由特別支援学校PTA連合会
新事務局長 國保 とも子
この度、1月から全肢P連事務局長を仰せつかりました國保とも子と申します。若杉前事務局長の3年間の任期満了に伴い、後任として着任いたしました。全肢P連会員の皆様が、会員と子供たちのために気持ちよく活動できるよう、会長を支え、本会の関わる諸団体との連携を図り事務局員とともに力を尽くしてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
私は、長年肢体不自由校に務め、令和2年3月(令和元年度)東京都立北特別支援学校の校長を最後に、定年退職をいたしました。これまで副校長・校長時代はすべて肢体不自由校でしたので、合わせて12年間欠かさず全肢P連大会や関肢P連大会には参加してきました。全国の取組を知ることで、視野を広げることができ、また同じ子育てをする親として、皆さんからのパワーを貰っていて、毎年楽しみに参加していました。平成29年度の全肢P連60周年記念東京大会では、主管校校長も務めさせていただきました。保護者の頑張りが今でも目に浮かぶ素晴らしい記念大会でした。全肢長会では事務局長も務め、全肢P連事務局とともに協力関係を深めながら子供たちの豊かな学び、豊かな生活のために務めてきました。
前事務局長の退任が一年前でも一年あとでもずれていたら、私の就任はなかったと思っています。ご縁を感じております。保護者、教職員、全肢長会の校長先生方のお役に立てることを大変うれしく思っております。
このコロナ過の中、学校現場も保護者も大変な思いをしていることと思います。事務局も新しい運営が求められています。同時にこれまで築き上げてきた絆の財産を守っていくことも大切だと思っています。微力ではございますが、どうぞよろしくお願いいたします。