全国肢体不自由特別支援学校PTA連合会とは

全国肢体不自由特別支援学校PTA連合会は特別支援学校(肢体不自由)PTA相互の協調をはかるとともに、全国における特別支援教育・肢体不自由教育の向上発展を促進することを目的とした会です。

活動内容

  1. 各単位PTAの調和と協働につとめ、会員相互の親睦を図る。
  2. 共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システムの構築のため、特別支援教育等への要望、提言に努める。
  3. 肢体不自由児者の教育、医療、福祉、就労等における施策の充実を図る。
  4. 共にあゆむ社会づくりを構築するため、理解啓発運動を促進し、社会へ広めることに努める。
  5. 全国6ブロックのPTA活動を有意義なものにするため、研修会、事業等を行う。
会長からのご挨拶

 

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 令和5年度全国肢体不自由特別支援学校PTA連合会会長に就任いたしました東京都立光明学園PTA肢体不自由教育部門会長の有吉万里矢(ありよしまりや)と申します。どうぞよろしくお願いいたします。全国の会長としての責務の重さを痛感している毎日です。諸先輩方が築いてこられた本連合会の良き伝統と実績を継承しつつ、時代に即した発展を目指して、甚だ微力ではございますが尽力いたす所存です。

 単位PTAで本部役員を務めて5年目になります。昨年度までの2年間は代表会長を務めました。PTA活動を通して沢山の良い経験をさせていただき、我が子の障害の域を超え、「障害」について広く思い巡らすようになりました。「障害」は多種多様であり、特に重度障害児者の実態については驚くほど世の中に知られていません。先ずは知っていただくことが重要です。私たちの子供の生活は社会に共感してもらわなければ改善されません。肢体不自由特別支援学校に在籍する全ての子供たちの人生が豊かで笑顔溢れるものとなるために、伴校長先生を始めとした全国特別支援学校肢体不自由教育校長会にお支えいただきながら、本連合会の活動を推進してまいります。

 

 さて、今年度は第66回目の夏の全国大会「栃木大会」が関肢P連と合同で4年振りに参集型で開催されました。栃木の皆様、特に栃木県立のざわ特別支援学校の皆様、ありがとうございました。約400人の会員が東武宇都宮駅に程近い栃木県総合文化センターに集結しました。「思い」を伝え合うためには、対面にかなう手段はありません。参加された皆様の笑顔が心に残っています。

 初めて参加した全国大会は平成31年度の第62回奈良大会です。JR奈良駅前の大きな会場に全国から500人を超える会員が集まりました。溢れる熱気を肌で感じ、気持ちが高揚したことを覚えています。とても盛大な集まりに心が震えました。

 令和2年度の第63回島根大会はコロナ禍により残念ながら中止となりました。準備をされていた運営事務局の皆様にとっては断腸の思いでの決断だったと存じます。

 令和3年度の第64回大分大会はオンデマンド形式でのオンライン開催でした。オンラインでどのように全国大会を展開するのだろうか、と大会開催前はイメージできずにいましたが、蓋を開けてみてびっくり。趣向を凝らした内容に嬉しい裏切りを感じ、前のめりになって全コンテンツを視聴したことを覚えています。全ての分科会に参加できたことはオンデマンド形式のメリットでした。

 令和4年度の第65回北海道大会もまたオンライン開催でしたが、大分大会と異なり、参加者全員がリアルタイムで「つながる」ことに重きを置いた開催形式でした。画面越しであっても3年振りに全国の会員が一堂に会することができ、大会の本格的な再開に向けての大きく前向きな1歩となりました。オンラインのブレイクアウトルーム機能を使って他地域の方々とディスカッションできる時間が設けられていたことは画期的なことでした。

 

 何れの大会も素晴らしく、運営事務局としてご尽力くださった皆様には頭が下がる思いでいっぱいです。この場をお借りして改めて感謝申し上げます。

 

 PTAの基盤は「つながり」です。その真ん中には子供たちがいます。PTA活動が敬遠されがちな昨今ですが、私たちには「つながり」が不可欠です。一人一人の声は小さくても、全国の皆様の声を一つにしたなら日本中に響かせることができるはずです。地域が違っても思いは一つ。自分を知り、相手を知り、互いに手を携えてまいりましょう。そのための全国大会であると私は理解しています。

  • 学校、福祉、医療、家庭が連携して「支援が必要な学齢期の子供たちの生活」がより充実したものになりますように
  • 特別支援教育で培った多くのことを卒業後に還元できる社会になりますように
  • 我が子を安心して託せる社会になりますように

 空岡前会長の思いをしっかりと受け継ぎながら、今年度は本格的な活動の再開を考えています。

 

 最後になりましたが、日頃より障害児者に関わってくださっている全ての方々に深く感謝申し上げるとともに、これからも可能性を秘めた私たちの子供を共に育てていただけますよう衷心よりお願い申し上げます。皆様のご理解とご協力を仰ぎながら、障害児者にとってより良い社会の実現を考えてまいります。

組織概要
目的 肢体不自由特別支援学校PTA相互の協調をはかると共に、全国における特別支援教育・肢体不自由教育の向上発展を促進する事を目的とする。
活動
内容
  • 総会・役員会の開催
  • PTA・校長会合同研究大会の開催
  • 国庫などの補助事業として、宿泊を伴う療育事業、保護者の為の研修事業、ボランティアの為の研修事業の実施
  • 関係各省庁への陳情、会議等への参加 他
会員 全国の特別支援学校(肢体不自由)の各PTAとします。令和元年度現在の会員数(学校数)は216校(分校3校を含む)
児童・生徒数は約1万7千人
会費 児童・生徒数1名あたり年間400円
役員 全国を6ブロックに分け、理事・評議員を選出し、理事の互選 により会長・副会長を選任する。
組織
事務所 〒170-0005

東京都豊島区南大塚3丁目43-11 全国心身障害児福祉財団ビル7階701号室

TEL 03-6721-5710  FAX 03-6721-5711

 

役員紹介