【北海道・東北ブロック】
令和6年度(第56回)北海道・東北地区特別支援学校肢体不自由教育校長・PTA会長 合同研究協議会-青森大会- 報告

 
 令和6年6月21日(金)午前9時30分から午後12時30分の日程で、青森県立青森第一高等養護学校を主管校として、 Web 会議システム( Zoom )によるオンライン で 開催されました。開会式では、PTA活動に尽力された5名の方が、功労者表彰を受けられま
した。
 開会式後、各学校の校長とPTA会長合同での研究協議が行われました。校長部会では、地域資源を活用した教育活動について、地域の特性をうまく活用した特色ある取り組みについての説明や協議が行われました。PTA会長部会では、役員の負担感や来校しての活動の難しさ、という課題に対して、改善策を考え、実践している取り組みについての発表があり、どの学校にも参考となる内容となりました。
 講演では、弘前大学教職大学院の菊地 一文 教授より、「肢体不自由教育における社会に開かれた教育課程の充実 ―地域リソースを生かした主体的 ・対話的で深い学び―」という演題でご講演いただきました。菊地教授 のこれまでの豊富な研究成果や経験から、①肢体不自由のある児童生徒の「思い」と「自分ごと」の学び、②肢体不自由教育における「社会に開かれた教育課程」の意義と実践、③「対話」をとおして「学び」をつなぎ意味付ける、という3つの柱でお話ししていただき、我々のこれまでの実践やこれからの取り組みについて、たくさんの示唆をいただくことができました。
 今回は、オンラインでの開催としましたが、各校の現状や取り組みを知ることができ、さらに講師の菊地教授のお話が私たちに勇気を与えてくださり、とても有意義な協議会となりました。

 

(記事 青森県立青森第一高等養護学校 教頭 越膳 一也 氏)