全国大会(石川)<ダイジェスト版>
令和6年8月19日(月)~20日(火)第67回全国肢体不自由特別支援学校PTA連合会総会およびPTA・校長会合同研究大会が、石川県立いしかわ特別支援学校で行われました。
研究主題「肢体不自由のある子どもたち一人一人の生きる力を育むために、PTA活動はどうあるべきか」
今年のテーマは 「手を取り合おう つながる未来 広がる未来 石川発信!」
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会場の石川県立いしかわ特別支援学校
企業ブースの様子
1日目
開会式
19日(月)の13時から開会式が開かれました。
<主催者あいさつ>
全肢P連 有吉会長
<来賓あいさつ>
文部科学省 初等中等教育局 視学官
(併)特別支援教育課特別支援教育調査官
菅野 和彦 氏
こども家庭庁 支援局障害児支援課
障害児支援専門官 縄田 裕弘 氏
石川県教育委員会 教育長 北野 喜樹 氏
<歓迎のあいさつ>
続いて、石川大会開催の準備に尽力された、全肢P連「石川大会」実行委員長(石川県立いしかわ特別支援学校PTA副会長)の 谷畑様より歓迎のあいさつがあり、その後、感謝状の贈呈、閉式のことばで開会式は締めくくられました。
実行委員長 谷畑 様
感謝状贈呈の様子
全肢P連相談役としてご尽力いただいた伴 光明様、そして栃木大会実行委員長を務められた柳 恵美様(栃木県立のざわ特別支援学校PTA会長)に、感謝状を贈呈し、お二人からご挨拶を賜りました。
基調講演
「肢体不自由教育の充実と発展に向けて」
文部科学省 初等中等教育局 視学官
(併)特別支援教育課特別支援教育調査官
菅野 和彦 氏
肢体不自由教育の現状および国の動向について、多くの資料をご用意いただき、順を追って分かりやすくご説明いただきました。
コミュニティスクールと地域学校協働活動の一体的な取り組み、医療的ケアに対する取り組み、そして充実した卒業後の生活に向けた生涯学習について、詳しくご紹介いただき、大変勉強になりました。
分科会
代表発表校による課題の提示があり、その後、小グループに分かれてのグループディスカッションという流れで行いました。活発な情報交換の場になり、主体的で深い学びの研究協議となりました。最後に指導助言者の方から各分科会のテーマに沿って、課題解決の手がかりとなる情報提供も含めた御助言と講評をいただきました。
第1分科会「学校」 子どもたちの学校教育を支え、社会自立を育むため、PTAは、学校との連携をどのように進めていくか
指導助言者 石川県教育委員会事務局 学校指導課 主任指導主事 吉藤 篤史 氏 発表テーマ 鹿児島県立鹿児島南特別支援学校PTCAの取り組み 発 表 校 鹿児島県立鹿児島南特別支援学校 |
第2分科会「地域」 子どもたちの将来にわたり安全で豊かな地域生活を支えるため、PTAは、地域との連携をどのように深めていくか
指導助言者 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所 上席総括研究員 発表テーマ 地域社会の中で、児童生徒が心身ともに幸福に生活するために 発 表 校 岩手県立盛岡となん支援学校 |
第3分科会「福祉」 子どもたちの現在、将来の自立生活を支え確保するために、PTAは、福祉機関等との連携をどのように深めていくか
指導助言者 こども家庭庁 支援局障害児支援課 発表テーマ 発 表 校 神奈川県立金沢支援学校 |
第4分科会「進路」 子どもたちの社会参加と自立の実現を目指し、ライフステージに合わせた支援をどのように行っていくか
指導助言者 厚生労働省 職業安定局 障害者雇用対策課 発表テーマ 関係機関と連携した進路指導 発 表 校 三重県立城山特別支援学校 |
第5分科会「医療」 子どもたちの健康・安全の保持を基本に医療機関や従事者との連携をどのように深めていくか
指導助言者 発表テーマ 発 表 校 和歌山県立紀北支援学校 |
第6分科会「機器」 子どもたちの可能性を広げ、生活を豊かにするコミュニケーション支援をどのように深めていくか
指導助言者 金沢星稜大学 教授 新谷 洋介 氏 発表テーマ 発 表 校 広島県立広島特別支援学校 |
分科会の様子
今年度は、グループワークの時間を長く設定しました。
2日目
会員研修
「”このこの”の子どもたちの暮らしを通して見つめた能登半島地震」
いしかわ医療的ケア児支援センター”このこの” センター長
中本 富美 氏
中本氏より、医療的ケア児とその家族に対する長年の支援活動の中で培われた経験に基づき、今年発生した能登半島地震を事例に、被災時の対応や今後の課題など、多岐にわたるお話を伺いました。特に、医療的ケア児の緊急時の対応や、地域における医療・福祉サービスとの連携強化について、具体的な事例を交えてご説明いただき、大変貴重な機会となりました。
全体会
<分科会報告>
石川大会実行委員会から前日に行われた各分科会の報告を行いました。
<全体講評>
全国特別支援教育推進連盟理事長の岩井雄一様より、2日間の研修内容をスクリーンを使い、要点を絞ってご講評いただきました。
特に、PTAが担う重要な役割と、コロナ禍を乗り越え、新たな時代におけるPTA活動のあり方についてご示唆いただき、今後の連合会の活動に向けて大きな気づきを得ることができました。
全国特別支援学校肢体不自由教育校長会会長の島添聡様からは、各分科会での報告を踏まえ、各分野におけるPTA活動の現状と課題に関するご講評をいただきました。
特に、コロナ禍からの移行期という特殊な状況下におけるPTA活動の変化や、地域社会との連携、行政との連携の重要性についてご指摘いただきました。
閉会式
<大会宣言>
全肢P連「石川大会」実行委員長(石川県立いしかわ特別支援学校PTA副会長) 谷畑 由佳 氏
<開催地校長あいさつ>
全肢P連「石川大会」副実行委員長(石川県立いしかわ特別支援学校長) 杉江 哲治 氏
<次年度開催地校あいさつ>
大阪府立東住吉支援学校PTA会長 小山 真澄 氏
皆様のおかげで、2日間の大会を無事に終えることが出来ました。 来年、大阪でお会い出来ることを楽しみにしております。
最寄りの森本駅⇒会場、会場⇒金沢駅でシャトルバスの運行を行いました。