第42回肢体不自由児・者の美術展/デジタル写真展

   令和5年12月13日(水)~17日(日)東京都豊島区にある東京芸術劇場において日本肢体不自由児協会主催の第42回「肢体不自由児・者の美術展」及び「肢体不自由児・者のデジタル写真展」が開催されました。

 

 常陸宮殿下のご臨席の下、テープカットセレモニーが執り行われ、その後、殿下が作品をご鑑賞になられました。

 

常陸宮殿下が作品をご鑑賞になられている様子

全肢P連賞受賞の磯前さんから作品のご説明をさせていただき、常陸宮殿下からお言葉をいただきました。

 

受賞作品

 お二人が全国肢体不自由特別支援学校PTA連合会賞を受賞されました。

 

<絵画の部>「いざ出発!!」

香川県立高松支援学校 高等部1年

古川 和 さん

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<書の部> 「猛暑」

茨城県立水戸特別支援学校 高等部1年

磯前 雄也 さん

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表彰式

 今年度は表彰式が会場とオンラインのハイブリッドで行われました。

全肢P連賞を受賞されたお二人は会場にて受賞式にご出席いただきました。

 

<絵画の部>受賞者の古川 和さんへの表彰の様子

 

受賞された古川 和さんへのコメント

「ご家族で出掛けた遊園地でのワンシーンでしょうか。トラの顔、表情、毛色に工夫されたとのこと、作品を眺めていると、まるでトラもライオンも生きていて、こちらへ向かってきそうな感覚を覚えます。そして何より、(和さんでしょうか?)真ん中の男の子の表情が素敵です。きっと視線の先には大好きなご家族がいらして、微笑みながらシャッターチャンスを狙っているのだろうなと想像してしまいました。ご家族の表情や温かさまで伝わる作品です。
おめでとうございます。来年もまたぜひ挑戦してください。」

 

<書の部>の受賞者の磯前 雄也さんへの表彰の様子

 

受賞された磯前 雄也さんへのコメント

「今年の夏は暑かったですね!!

今となってはすっかりその暑さを忘れてしまったような感もありますが、この作品を見た瞬間に身体がハッキリと厳しい暑さを思い出しました。
危険な暑さを表現した、とのことですが、書の勢いから襲いかかるような暑さを感じます。
この夏、本連合会でも栃木県宇都宮市にて全国大会を開催しました。猛暑が続く中の2日間でした。きっと、磯前さんもお隣りの県で同じ時間に同じ暑さを感じていらしたのかな、と何だか嬉しいような、近しいような気持ちを覚えました。
おめでとうございます。来年もまたぜひチャレンジしてください。」

 

開会式前の作品鑑賞時に受賞された古川さんとお会いし、作品制作への取り組みについてお話しさせていただくことができました。