ボランティア研修会の報告

ボランティア研修会実施報告 
 (全肢P連本部補助事業)

1.日時

令和元年8月6日(火)

2.実施学校名

和歌山県立南紀支援学校

3.会場

和歌山県立南紀支援学校
音楽室

4.講師名およびテーマ

【テーマ】

障害のある子どもへの災害時対応 ~災害が起こった時に避難所で役立つ知識~

【講 師】

北山 加津子 氏

【所 属】

日本赤十字社和歌山医療センター

5.参加人数

25名

6.内容

(1)災害が起こった時に役立つ知識についての講演

(2)手作り防災グッズの実習

・新聞紙で作るスリッパ、ゴミ箱

・キッチンペーパーで作るマスク

・ホットタオルの作り方

・タオルケットや毛布でつくるガウン

・風呂敷で作るリュックサック

 

~講習会の当日の様子をご覧ください~

 

 

 始めに、災害が起こった時に役立つ知識についてパワーポイントを使って説明してくださいました。避難所での生活について、写真を使って具体的に説明していただくとともに、災害が心に及ぼす影響、その際の対応、接するときの心遣いについても教えていただきました。

 

 

 

 次に、防災グッズの実習では、紙コップ1杯のお湯をビニル袋に入れてホットタオルを作ったり、キッチンペーパーと輪ゴムでマスクを作りました。

 この写真は、1枚のタオルケットをストッキングで止めてガウンを作っている様子です。避難所で提供された毛布やタオルケットを活用します。動きやすく、すごしやすいと参加者の方からも好評でした。

 

 

 

 最後に講師先生より、風呂敷を2枚使ったリュックサックの作り方を教えていただきました。

 参加者による実習はできなかったのですが、講演終了後、先生が持参された風呂敷を使って、教えていただきました。 

 

 

 

 避難所での具体的なお話もあり、大変わかりやすい内容でした。

 また、手作り防災グッズの実習では、みなさん和気あいあいとした雰囲気の中で、講師先生から直接指導していただきながら、熱心に取り組んでいました。

 

研修で作成した防災グッズのご紹介

1 ホットタオル作り(できるだけ清潔な環境をつくる)

 

 

 ビニル袋にタオル1枚を入れ熱湯をかけて、乾いたタオルで軽く押さえます。

 1枚で十分、身体全体を吹くことができます。ホットタオルで身体を拭いた後は、乾いたタオルで湿り気を拭き取ります。

 

2 キッチンペーパーで作るマスク

 

 キッチンペーパーを蛇腹に折り、両端を輪ゴムで止めます。
 これだけでは、ほこり等も入るので、マスクと口の間にハンカチやガーゼを挟むとよいです。

 

3 新聞紙で作るスリッパ

 

 新聞紙を折って、作成しました。避難所内で、活用できます。また、新聞紙なので、使い捨てできます。

 かかとの部分をおると、ゴミ箱になります。

 自分の周りのゴミを入れて、いっぱいなったら、避難所のゴミ箱に捨てることで、自分の周りを清潔に整えることができます。

 

4 タオルケットでつくるガウン
(寒いとき、からだ全体を包み込んで保温できます)

 

 

 着物を着付けるように下半身を包み、ストッキングで止めます。ストッキングは伸縮性があるので、きつめに止めても苦しくないので、適しています。

 上半身を覆って、襟元と袖口を整えます。タオルケットを身体に巻き付けているので、動きやすく、手も使いやすかったです。

 

5 風呂敷2枚で作るリュックサック

 

 

 1枚の風呂敷を折って、ひもを作ります。次に、もう1枚の風呂敷を三角に折ります。ひもの中心と三角の頂点を本結びにします。残りの角は、ひもの両端と本結びにします。
 形が変わるので、いろいろなものを入れることができます。しっかりしたものを入れるのであれば、木綿の90センチ幅のものがよいです。

 

※ボランティア研修会実施の希望があれば、各ブロック事務局へご連絡をお願いいたします。