平成30年度 福井全国大会ご報告<ダイジェスト版>

福井全国大会ご報告<ダイジェスト版>

2018年8月21日(火)~22日(水)第61回全国肢体不自由特別支援学校PTA連合会総会およびPTA・校長会合同研究大会がフェニックス・プラザ、ホテルフジタ福井の2会場で行われました。

研究主題「肢体不自由のある子ども一人一人が生きる力を育むために、PTA活動はどうあるべきか

~むすぶ力 ひらく力 未来につなぐ 福井のきずな~

連綿と受け継いできた大会を通じて培った、全国の会員の連帯感(むすぶ力)を確認し、共生社会の形成に向けて、相互理解をはかり、自らの行動で未来を切り拓いていく(ひらく力)ことで、よりよい環境づくりと子どもたちのさらなる社会参加を実践していきたい。

懇親会の会場はホテルフジタ福井

メイン会場のフェニックス・プラザ

 

大会報告の詳細はこちらから

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全国肢体不自由特別支援学校PTA連合会報124号大会特集号

1日目

開会式

21日の13:00から開会式が開かれました。

<主催者あいさつ>  

全肢P連 澤村会長

 

基調講演

「学習指導要領と今後の肢体不自由教育について」

~一人一人の能力や可能性を伸ばしていくために~

文部科学省 初等中等教育局 特別支援教育課 特別支援教育調査官 菅野 和彦 氏

(1) 特別支援教育の現状 (2) 医療的ケア児の現状と検討委員会の進捗状況

(3) 生涯学習について (4) 学習指導要領について

沢山の資料をご用意いただき、順に分かりやすくお話しいただきました。パラリンピック代表として活躍されている先生の教え子様の学生時代のエピソードを交えながら、可能性を見出す目を保護者も先生も持たなければいけないこと、色々な経験をさせることの大切さを気づかせていただきました。


分科会

代表発表校による課題の提示があり、その後、小グループに分かれてのグループディスカッションの時間があります。活発な情報交換の場になり、主体的で深い学びの研究協議となっています。最後に指導助言者の方から各分科会のテーマに沿って、課題解決の手がかりとなる情報提供も含めた御助言と講評をいただきました。

第1分科会「学校」

子どもたちの学校教育を支え、社会自立を育むため、学校との連携をどのように深めていくか

指導助言者 平谷子ども発達クリニック はぐくみ所長 髙野 幸嗣 氏

発表テーマ 無理なく・楽しく・子どもたちの笑顔のための協力連携PTA

発 表 校 沖縄県立那覇特別支援学校

第2分科会「地域」

子どもたちの将来にわたり安全で豊かな地域生活を支えるため、PTAは、地域との連携をどのように深めていくか

指導助言者 社会福祉法人 げんきの家 理事長 吉田 謙治 氏

発表テーマ 学校と保護者の連携による地域交流

発 表 校 北海道札幌市立北翔養護学校

第3分科会「福祉」

子どもたちの現在、将来の自立生活を支え確保するために、PTAは、福祉機関等との連携をどのように深めていくか

指導助言者 厚生労働省社会・援護局 障害保健福祉部 障害児支援専門官 鈴木 久也 氏

発表テーマ 福祉関係機関とのつながり

発 表 校 茨城県立水戸特別支援学校

第4分科会「進路」

子どもたちの社会参加と自立の実現を目指し、ライフステージに合わせた支援をどのように行っていくか

指導助言者 厚生労働省 職業安定局 雇用開発部 障害者雇用専門官 鈴木 秀一 氏

発表テーマ 共に悩み、共に考え、共に学ぶ、進路委員会の活動

発 表 校 愛知県立港特別支援学校

第5分科会「医療」

子どもたちの健康・安全の保持を基本に、医療機関や従事者との連携をどのように深めていくか

指導助言者 福井県立病院小児科 主任医長 津田 英夫 氏

発表テーマ 子どもたちの健康・安全の保持を基本に、

医療機関や従事者との連携をどのように深めていくか

発 表 校 兵庫県姫路市立書写養護学校

第6分科会「機器」

子どもたちの可能性を広げ、生活を豊かにするコミュニケーション支援をどのように深めていくか

指導助言者 独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所 吉川 知夫 氏

発表テーマ 個々のコミュニケーションツールとしての機器の活用法

発 表 校 愛媛県立しげのぶ特別支援学校

   

懇親会

1日目の最後はお楽しみの懇親会!

美味しいお食事とともに会場が歓談の和やかな空気に包まれた頃、勝山左義長ばやし保存会の皆さんが壇上に登場。

勝山左義長ばやし保存会


2019年全国大会予告

来年2019年の全国大会は奈良で開催されます。

研究主題「肢体不自由のある子ども一人一人が生きる力を育むために、PTA活動はどうあるべきか

~えがおひろがるみんなの輪 奈良から始まる新しい時代~


全体会 全体講評

スクリーンをつかいながら、二日間の研修内容をポイントを整理しながらお話しいただきました。頭の中がきちんと整理することができて、もう一度気づきが生まれました。

7月の西日本豪雨により被害が大きかった岡山県立倉敷まきび支援学校の被害状況などについてお話しいただきました。

二日間大会中義援金箱を用意し、参加された皆さんの支援のお気持ちを集めました。

総額 113,976円


閉会式

<大会宣言>

全肢P連福井大会実行委員長

福井特別支援学校PTA会長 清水 かおり 氏


児童・生徒の作品

これらの作品は、大会要項等の表紙や中表紙を飾りました。

記念ハガキの作品

福井県立福井特別支援学校 高等部3年 菴 連也(いほり れんや)さんの作品が配布されました。

恐竜ローアのウキウキアイランド

森のカーニバル

以上、福井大会をギュギュっと凝縮したダイジェスト版でしたが、いかがでしたでしょうか?

今後、具体的な内容が掲載された報告書(CD-ROM)が配布される予定です。

今大会の会場準備・運営等を担っていただいたPTAのみなさん、本当にお疲れさまでした。

そしてご参加の皆さん、ぜひお住まいの地域でも大会で得たものを有効に活用されてください。