全国肢体不自由特別支援学校PTA連合会とは

全国肢体不自由特別支援学校PTA連合会は特別支援学校(肢体不自由)PTA相互の協調をはかるとともに、全国における特別支援教育・肢体不自由教育の向上発展を促進することを目的とした会です。

活動内容

  1. 各単位PTAの調和と協働につとめ、会員相互の親睦を図る。
  2. 共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システムの構築のため、
    特別支援教育等への要望、提言に努める。
  3. 肢体不自由児者の教育、医療、福祉、就労等における施策の充実を図る。
  4. 共にあゆむ社会づくりを構築するため、理解啓発運動を促進し、
    社会へ広めることに努める。
  5. 全国6ブロックのPTA活動を有意義なものにするため、研修会、
    事業等を行う。

会長からのご挨拶


    第61回全国肢体不自由特別支援学校PTA連合の福井大会の総会でご承認いただき、今年度会長を務めさせていただきます澤村愛と申します。竹内ふき子会長よりこの任を引き継ぎ、その責任の重さを痛感しております。全国津々浦々で子育てに奮闘されている保護者会員の皆様の思いを胸に、全力で務めてまいりたいと思っております。

   私事で恐縮ですが、この3月に3人の子供の義務教育が終わりました。転居を繰り返しながら、様々な地域で、先輩方に助けて頂きながらの子育てでした。シンガポールの現地の特別支援学校では、付き添い通学をしていました。担任が中国人、副担任がマレーシア人、PT(理学療法士)がミャンマー人、OT(作業療法士)がインド人でした。通う子供たちも同様。いろいろな価値観や宗教に囲まれ、英語が苦手な私にとっては、たくさんの不自由に直面し自分自身が障害者のように感じられる毎日でした。ある日インド人クラスメイトの母親から「うちの子は自分のことを他人に伝えられない。そこが心配なの」という言葉を聞き、人種や地域、宗教が違っても、親の子への思いは同じなのだ、障害を持つ子どもの親同士は共に理解しあえるのだと気が付きました。気持ちが繋がることで悩みが小さくなり、希望が膨らむことを学びました。

   今、国内でも大きく共生社会づくりに向けて動いています。多様な価値観を持つ人々が共に仲良く支えあい、豊かに安心して暮らせる社会が実現できるよう、努力が進められています。インクルーシブ教育は、単に共に学べばよいというものでなく、その子を可能な最大限度まで発達させることができる教育の場かどうか、しっかりと検討していくことが重要であるとされています。文部科学省では、「学校における医療的ケアの実施についての検討会議」が設けられ、肢体不自由特別支援学校だけでなく、あらゆる学校での医療的ケアをどのように実施していくのかの検討が進められています。

   しかしながら共生社会の進展は、社会の合意形成をしながらなので、とても時間がかかります。自分の子供には間に合わないかもしれない。それでも私達が諦めずに繋がりをもちながら共に活動し続けることは、必ず将来の親達の支えとなるはずです。この会をとおして、悩みや願い、喜びを共有し、子供達をとりまく環境をより良いものにしてまいりましょう。
 どうぞよろしくお願いいたします。