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保護者が選んだ”おすすめの本”

春は新しいことや人に出会ったり、自分が新しい場所にいる事になってしまったりと、何かしら変化が起こります。そんな時にこそ、自分の知識や感情の引き出しに新しいものがあれば、出会った方とも会話が弾むかもしれません。今回ご紹介した本は子ども向けの本、医療ケアの本、食に関する本など肢体不自由学校の子どもや関係する方々の心の栄養や、ささやかな知恵になるような本たちです。これからの一年、皆さんに良い出会いがありますように。

子供向け

 

「給食番長」
よしなが こうたく 作 長崎出版
学校生活のお楽しみといえば、おいしくて体にいい「給食」ですよね。我が子の学校では、子どものお誕生日には、お皿のラップに給食室から粋なメッセージが書かれており、給食のおばちゃんたちは給食を通してたっぷりの愛情も届けてくれていました。この本はそんな「あたりまえにおいしい給食」をめぐってやんちゃな番長たちが起こす騒ぎを描いたお話です。各ページには迫力あるイラストにぴったりの博多弁のセリフがあるので、方言バージョンも楽しめます。表紙の裏にある「すごろく」は大人もくすっと笑えるワードが満載です。

 


「くまさん くまさん なにみているの?」
エリック・カール 作 階成社
はっきりした色、輪郭のはっきりした絵が子どもにわかりやすいエリック・カールの絵本はどれも人気ですが、子どもに「色の名前」を教えたくてこの本を選びました。お話と同時に目に飛び込んでくる色の鮮やかなこと!なじみのあるものを追っていき、最後は何を見るのでしょう。読む人も見るだけの人も、最後は胸がぽっとあたたかくなる絵本です。

 

 


「富士山にのぼる」
石川 直樹 作 教育画劇
以前、絵本作家の方から「自然や生き物をテーマに絵本を作るときは、実際に見て感じたものを絵本にします」と聞いたことがあります。この本も登山家の方が富士山を登りながら見たもの感じたことをストレートに表現しており、一緒に富士山を登っている気持ちになります。実際には障がいのある子どもにとって登山は難しいけれど、歩きながらの景色にこだわった写真から富士山に挑んでいるかのような気持ちになり、読み終わった後には爽快な気持ちになる絵本です。

 


「わすれられないおくりもの」
スーザン・バーレイ 作 評論社
大切な仲間を亡くした時にどのようにして相手を思うのか、残された人が前を向くヒントのある物語。今一緒にいる仲間といつか別れがあるとしても、大切な思い出はずっと残ること、過ごした時間は宝物だと教えてくれます。

 

 


「こども武士道」
齋藤 孝 監修 日本図書センター
いじめや自分に起こる大変なできごとのかわし方、心の持ち方をわかりやすく伝えています。こども向けとなっていますが、大人の心にも響く一冊です。

 

 

 

大人向け

 

「医療的ケアハンドブック」
横浜「難病児の在宅療育」を考える会 編 大月書店
ずいぶん前に出版された本ですが、医療ケア児の過ごす場所が学校・家庭以外に広がってきている今だからこそ関わる方々に読んで欲しい一冊です。ケアの内容は変化しているかもしれませんが、医療ケア児の生活や家族の思いは変わりなく、体験記から障害児と生きる家族の姿が見えてきます。初めて医療ケアのある子どもに接する方、病院から在宅に移る方にとって勇気をくれる実用本です。

 

 

 


「子供の脳は肌にある」
山口 創 著 光文社新書
言葉を話さない、文字の書けない障害のある子どもとのコミュニケーションをどのようにしたらよいか…そんな時、手に取った一冊です。読んでみると肌から感じることの大切さは障害のあるなし、大人も子どもも関係ないのかもしれません。子どもが成長するために必要な「抱っこ」、社会で生きるために「皮膚感覚を磨く」ことなど改めて考えさせられます。

 

 

 

 


「ヨ―ガンレールの社員食堂」
高橋みどり 著 PHP研究所
肉・魚を使わず野菜でバリエーションのある社員ランチを提供している調理場を、料理研究家の目線で記録しています。アレルギーや禁固食の多い現代の子ども達の給食を思う時、この社員食堂で提供されている献立の工夫や材料の組み合わせのアイデアの豊かさに感心します。アイデアが枯れて行き詰ったときについつい手にする一冊ですが、季節の野菜の使い道のヒントをくれる本です。

 

 

 

 

<情報提供>
先輩ママ 覆面ライターペコさん


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